様々なグッズで小顔を作ることが出来る


様々なグッズで小顔を作ることが出来るブログ:22 9 15


「背中を洗ってくれないか」
と、父親に言われた。
この父親というのは、実は家内の父親である。

オレは一瞬戸惑ったが、
「え?!あっ!はいっ」
と言いながらタオルを構え、父親の背中にあてがった。

初めて父親の背中というものに触れた。
なんか丸っこくて大きくて、何だかゴツゴツしている。

上手に洗ってあげようと思えば思うほどうまくいかない。
タオルがねじれてしまう…

今度は父親がオレの背中を洗ってくれるらしい。
オレは静かに父親に背を向ける。

父親は、なんていうか、力加減を知らない。
すごく力強くて、体についている必要なものまで
洗い流されてしまいそうな感じ。

思わずオレは、身をよじってしまった。
「すまん」父親は申し訳なさそうに、
「ムスコの背中を洗うのは難しいな」と言った…

オレは物心のついたころから、
女手ひとつで育てられてきた。

我が家に父親がいないことを悲しがらなかったのは、
お母さんの育てかたが上手だったからだと思う。
溢れんばかりの愛を注いでくれたので、
オレはとても幸せだった。

とは言え
父親のことを思わなかった訳ではない。

ただ、そのときオレがイメージするものは
どれも好感の持てないものばかりだった。

無口!ガンコ!厳しい!
正直、「父親は怖い」という印象しかなかった。

そんなオレに父ができたのは、
オレが結婚をしたからだ。

家内の父親は、オレにとって不思議な存在だった。
格好なんてつけない。不器用だけどまっすぐ。褒められると照れ隠しする。
大きなお世話なことばかりする…

オレは、父親というものに対する印象が
まるっきり変わった。